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シマ植物図鑑

沖永良部島で見られる植物をご紹介します。季節によって出会える植物も変わりますので、島めぐりしながら探してみてくださいね。

ハイビスカス-1

ハイビスカス

開花時期:通年

沖縄~奄美群島にかけて年中咲いています。赤・白・ピンク・オレンジ・黄色など、カラーバリエーションも様々。

ブーゲンビリア-1

ブーゲンビリア

開花時期:通年

ハイビスカスと同じく、沖縄~奄美群島にかけて年中咲いています。花のように見える部分は苞(ほう)と呼ばれ、葉が変化したものです。

寒緋桜(かんひさくら)-1

寒緋桜(かんひさくら)

開花時期:1月~2月頃

日本で一番早く咲くサクラ。沖永良部島ではこの花が咲く頃の大山植物公園と越山公園はお花見スポットになります。

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シマ桑-1

シマ桑

開花時期:3月/9月~10月

薄黄色の穂状の花をつけ、花がそのまま実になります。大島紬を生産するため、養蚕用の飼料樹として栽培された歴史がありますが、近年は健康食材としてこの葉を加工しています。

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ガジュマル-1

ガジュマル

開花時期:春~夏頃(不定期)

ガジュマルは実の中に花を咲かせます。沖永良部ではこの木には「ヒーヌムン」という小さな妖怪が住む、と言い伝えられています。

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クワズイモ-1

クワズイモ

開花時期:4月~8月頃

湿った林の中や林道脇に生え、葉の陰に白い棒のような花を付けます。葉は大きくハート型をしていて、観葉植物としても人気があります。

テッポウユリ-1

テッポウユリ

開花時期:4月~5月上旬頃
気品あふれる白い花。「エラブユリ」の愛称で親しまれ、栽培・出荷が盛んに行われています。

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アマリリス(オランダユリ)-1

アマリリス(オランダユリ)

開花時期:4月~5月頃
赤と白色をしたユリに似た大きな花を咲かせます。ユリとは葉の生え方や茎が違うので見分けることができます。

グラジオラス-1

グラジオラス

開花時期:4月~5上旬頃
ユリと並んで沖永良部島で栽培が盛んなアヤメ科の花。自生のグラジオラスは4月下旬頃満開になります。

月桃(げっとう)-1

月桃(げっとう)

開花時期:5月~7月頃

梅雨の頃に咲く花です。畑道の脇などに生えています。ショウガ科の植物でスパイシーな香りです。葉は防虫剤やお茶などにも。

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島バナナ-1

島バナナ

開花時期:5月~10月頃

紫色の実のような花です。収穫時期は7月~9月頃。その時期は様々な品種のバナナを見かけますが、一番人気は小笠原種のバナナ。島では「モンキー」と呼ばれます。

プルメリア-1

プルメリア

開花時期:6月~10月

ハワイではレイ(花輪)に使われることもある、とても香りの良いお花です。白・赤・ピンク・黄色などのカラーバリエーションがあります。

はまゆう-1

はまゆう

開花時期:6月~8月頃

海岸などの砂地に咲く香りの強い花です。空港先の国頭エリアのビーチでよく見られます。

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蘇鉄(そてつ)-1

蘇鉄(そてつ)

開花時期:6月~8月頃

葉自体は年中ありますが花が咲くのはこの時期です。実はしっかり毒抜きをして味噌やお粥などにも使われました。

サルスベリ-1

サルスベリ

開花時期:6~9月頃

街路樹や庭木として植えられていることも多いので、ドライブ中に見つけられるかもしれません。公園などでもよく見かけます。

パッションフルーツ(トケイソウ)-1

パッションフルーツ(トケイソウ)

開花時期:6月~9月頃
パッションフルーツは、甘酸っぱい夏のフルーツです。花は、時計の文字盤を思わせる妖艶な花を咲かせます。

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ホウオウボク-1

ホウオウボク

開花時期:6月~10月頃

花の色にはオレンジ色のものや深紅のものがあります。高く育つ木なので迫力があり、燃えるような赤と青空とのコントラストが美しいです。

アダン-1

アダン

開花時期:7月~8月頃

海岸線などによく生えており、夏の時期には白い花を咲かせます。オレンジ色の実が青空に映えて目立ちます。

リュウゼツラン-1

リュウゼツラン

開花時期:7月~8月

海岸線などでよく見られる多肉植物で、実はテキーラの原料にもなります!生長がとてもゆっくりで数十年に1度しか開花せず、花をつけるとそのまま枯れてしまいます。

ゴールデンシャワー-1

ゴールデンシャワー

開花時期:7月~9月

黄色い藤のようなお花。インド原産のマメ科植物で、満開のときに下に立つとまさに黄金のシャワーを浴びている気分に。この写真は昇竜洞出口で撮影しました。

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芭蕉(イトバショウ)-1

芭蕉(イトバショウ)

開花時期:8月~11月頃

バナナと同じバショウ科の植物で、沖永良部島にはこの植物から採れる繊維で織られる伝統布、芭蕉布が継承されています。

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クロトン-1

クロトン

開花時期:7月~8月頃
緑、黄色、赤、オレンジなどのカラフルな葉は形もさまざまで、雌雄同株の植物のため、1つの株に形の違う雌花と雄花がそれぞれ咲きます。観葉植物としても人気があり家庭の庭先でもよく見かけます。

オオベニゴウカン-1

オオベニゴウカン

開花時期:12月~5月頃

花のようにみえるのはオシベです。化粧筆のような緋色のポンポンが印象的。昇竜洞入口で見ることができます。

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ヒカゲヘゴ-1

ヒカゲヘゴ

時期:通年
大型木生シダ植物として奄美地方を象徴する植物ですが、沖永良部島ではヒカゲヘゴは希少種です。森林部の暗く湿った場所でまれに出会えることがあります。花を咲かせることはありません。

一面が黄色に染まる夏のヒマワリ畑-1

一面が黄色に染まる夏のヒマワリ畑

ヒマワリは景観のためだけではなく土壌改良のための緑肥(りょくひ)植物としても知られており、じゃがいもなどの収穫が終わった畑で育てられています。まばゆい南国の太陽、青い空と海を背景にきらめくヒマワリ畑は、6~7月の時期にしか味わえない貴重な絶景です。和泊町皆川(みながわ)の県道沿いの一帯は、毎年特にヒマワリ畑が多いエリアです。

シマの生き物図鑑

シロオビアゲハ-1

シロオビアゲハ

はねの開張75ミリメートル内外あり、雄は後ろばねの中央に黄白色の斑紋(はんもん)が帯状に並んでいるのが特徴です。

ツマベニチョウ-1

ツマベニチョウ

島内で良く見ることができ、白色がゆりの花、黄色がゆりのおしべの色に似ており、和泊町の町章とも共通点がある蝶です。別名「幸せを呼ぶ蝶」と呼ばれており、和泊町のシンボルに指定されています。

リュウキュウキジバト-1

リュウキュウキジバト

島内どこでも見ることができ、親しみがある鳥です。つがいで見られることが多く、オス・メス一緒に子育てをすることから夫婦円満の象徴と言われています。和泊町のシンボルに指定されています。

イソヒヨドリ-1

イソヒヨドリ

海岸近くに住み住宅地でもよく見られます。オスはきれいな青色をしており「ルリカケス」に間違えられることがあります。

サシバ-1

サシバ

奄美群島では、秋の訪れを知らせる鳥として親しまれています。秋から春にかけて農地や山地で生活しています。

ヤギ-1

ヤギ

ヤギは島の至る所で草刈り要員として放牧されており、半崎や田皆岬のカルスト台地では野生のヤギに出会えます。お祝い事や行事の際に島の郷土料理「ヤギ汁」にして食する習慣があります。

シマに潜む危険

ハゼノキ-1

ハゼノキ

秋に紅葉する植物。沖永良部では紅葉する植物は少ないため秋にはひと際目を引きますが、ウルシ科の植物なので葉が皮膚に触れただけでかぶれることもあります。

キョウチクトウ-1

キョウチクトウ

白やピンクの美しい花を咲かせる木ですが、根・葉・茎・花など樹木全体に毒性を持っており、誤って口に含むなどすると、吐き気や嘔吐・下痢・めまい腹痛などの症状がおこることがあります。

セアカゴケグモ-1

セアカゴケグモ

ゴケグモ属は特定外来生物であり、セアカゴケグモのメスは毒を持ち、かまれると局所の痛みや熱感、腫れなどの症状が出ます。メスは全体的に黒色で腹部の背面と腹面に赤い模様がああるのが特徴です。

ハブがいない島-1

ハブがいない島

奄美群島や沖縄諸島に毒蛇のハブがいることはよく知られていていますが、沖永良部島にハブは生息していません。
一説によると、沖永良部島は隆起サンゴ礁の島なので土壌がアルカリ性であり、そのためハブが死んでしまうと言われています。しかし、ハブが「いる」「いない」の根拠は、未だ謎につつまれているようです。

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